5.14.2012

いのくまさん

去年のゴールデンウイークと同様、香川県に渡って、猪熊弦一郎現代美術館に行った。今回の常設展は「ニューヨーク時代の作風の変遷」だったので、抽象的な作品や同じモチーフの反復に見えるような絵が多く、可愛らしい猫の絵が観たかった私には少し物足りなかった。企画展は「塩田千春 私たちの行方」。「・・・塩田はこれまで物に込められた人々の記憶、不在ゆえに強く感じる存在の感覚、怒りや不安といった感情に正面から向き合い、作品に展開してきました・・・本展では、近年、新たに取り組んでいる他者との関係における『壁』をテーマにした作品や、瀬戸内に面する都市という当館の立地条件に触発された船を使ったインスタレーションなどを出品予定。塩田の現在をご紹介します・・・」という説明を消化できるほどの作品がなかったのが残念だった。おもしろいなあと思ったのは、各国の子ども達にこの世に生まれた瞬間のことをインタビューしている映像と、ピラミッド型に積まれた使いふるされたトランクの山で、どちらも記憶に纏わるもの。ここ数年このテーマにひかれているような気がする(金井さん、写真論とか書いてくれないかなあ、なんて)。帰りに売店の図録を見て、他の作品も見てみたいと思った。塩田千春×チェルフィッチュの組み合わせでDVDもでていた。 帰りにもらったチラシで、絶対行く!と心に誓ったのが、猪熊弦一郎展『いのくまさん』。そごう美術館で7月26日から9日9日まで!あと、もしも行けるならば、9月23日までにもう一度、猪熊弦一郎現代美術館を訪れたい。なぜなら、「物物展」が見たいから。猪熊弦一郎×岡尾美代子×ホンマタカシだなんて・・・。

くいしんぼうメモ
・今回は高松にも足をのばしたのだった。まあまあのお味だった(結果的に)うどんが目的ではない。三越の地下を、目を光らせながらぐるぐる回ったのだ。そう、ニックナックを探して!けれど、とても残念なことに、ニックナックはただ今製造見合わせ(?)らしく、取り扱いがないとのこと(GW現在)。結局、最初に目に付いた辻利の抹茶ロール?を買って帰った。ニックナックに代わるお菓子はなかなかないのよね・・・。
あ、この三越の紙袋、デザインしたのは猪熊さんです!