5.24.2011

うたかたの日々


Kからのメール。
連絡事項のメールとは別に、もう一通メールが来ていた。添付されたリアルプレイヤーをひらくと、どこかの浜辺で、白人の男性が数頭のシャチらしきものに飲み込まれるような映像が映っていた。本文には「WOW」としかなかったので、「OUCH」とだけ返しておいた。間違ってもこのメールは、二度とひらかない。捨てよう。パンを食べる前に、メールはひらかないこと。

朝、早足の商店街。
眼がねをかけた小さなおじさんが、シャッターの下りたドラッグストアの前で、腰をかがめて何かを見ていた。後ろから近づいてみると、2段くらい重なったダンボールの上に黒猫がお香箱を作っていて、おじさんは、その猫を、美術館に展示してある高価な陶器でも見ているかのように、あっちの方からこっちの方からと眺め回していた。猫はその度に顔を斜めにそむけて、しぶそうな顔をしていた。

Tシャツ談義。
「何かの変わった柄だと思ってましたけど、ふくろうだったんですか。どこかのブティックで買ったんですか?」Kちゃんの目がぎらっと光る。今着ているTシャツの柄について、Nさんに説明しているのを傍で聞いて初めて、ふくろうだと気づいたようだ。「・・よく小さな店で売ってる・・・あんまりどこにも売ってない・・・動物柄の・・」Kちゃんの攻撃が始まる。

盗み聞き。
電車を待っている間、隣に座っている制服姿の女子高校生とその向こうに座っているお母さんの会話がぼんやり聞こえてきた。
母「▲▲がいっぱいだったわね」
娘「え・・・?」
母「▲▲がいっぱいだったでしょ」
娘「え・・・?」
母「人数がいっぱい」
娘「あーー。」
忍者がいっぱいではなかった。つまらない。



緑の本のメモ
ボタニカ問答帖。インタビュー形式なのだとか!

5.21.2011

芍薬


芍薬のつぼみは驚くほどまんまるだ。
そんなに丸くならなくてもいいのに、とソファーで眠る猫を見て思うことがあるけど、芍薬のつぼみにも同じことを思う。
手元にある文庫サイズの図鑑には、牡丹は木で芍薬は草なのだと書いてある。知らなかった。
花びらが一枚一枚ひらいていく様も楽しめるけれど、朽ちていく様子もキレイだなあと私は思う。
だから、最後まで飾っていたい。花びらが落ちるまで。

5.17.2011

日記を読む猫


I'm pretty sure my cat's been reading my diary.

飼い猫に日記を読まれてる。


Glee ♯16」より Brittanyのセリフ。  

今までのトンチンカン発言の中で一番気に入った!
A House Is Not a Home が聴けたのも嬉しかった。

メモ
・かなり若いマーちゃん。7,8年前?若いときに撮った写真・・・。赤バラ、白バラ・・・。
今のマーちゃんは人間年齢にして100歳超。 だいぶ小さくなりました。

5.12.2011

5月の始め 1

平日の朝と同じくらいに起きて、電車に乗る。行き先は香川県丸亀市。岡山駅でしおかぜ5号に乗り換える。家から2時間以内で行ける計算。東京からだと遠いけれど、家からだと意外に近い。
時間を節約したかったので特急に乗る。瀬戸大橋まで来ると、前の方に座っていたカップルが窓の外を交互にパシャパシャやりだし、私も撮ろうかどうか迷った結果やはり撮らないでおこうと思ってバッグにカメラを落ち着けると、平らでぼんやりしていた海から急に工業地帯が現れたので、慌てて一枚だけ写真を撮った。赤と白の煙突から煙がもくもくあがっている。
予定通り10時過ぎに着いて、案内所に駆け込む。猪熊弦一郎美術館に行くこと、うどんを食べることしか決めてこなかったので、何の情報もない。あえて調べてこなかった。パンフレットを何枚かもらって、うどん屋さんでおいしいところはないか聞いたら、今は連休中で店がほとんど閉まっていると言って、駅周辺の地図に開いている店をピンクの蛍光ペンで印をつけてくれた。3つだけだった。丸亀城に行くなら毎年恒例のお祭りをやっていて広場ではうどんをだしているところもある、とも教えてくれた。丸亀にお城があることは知らなかった。福山城がふと頭にうかぶ。

猪熊弦一郎美術館は駅からすぐのところだった。スタッフの女性が、今は作品が少なくて・・・こちらは撮影してもいいですよ、とおじいさんに言っているのが聞こえたので、いいなあと思った作品にカメラを向ける。具象から抽象へと作風が移ってからは、子どものような眼で、愛しいと思う対象をすべて絵の中で捉えようとしているように見えた。
猪熊弦一郎はマティスに学んだらしい!影響を受けているだろう作品があった。マティスはギュスターヴ・モローに学んだ。数年前、マティスがデザインした教会とギュスターヴ・モロー美術館に行った。マティスの先生がモローだとは知らずに。自分の好きなものや人が、実はつながっていたという発見は嬉しくて、つい人に言いたくなる(家に帰ってから、一緒に旅行したT子にこのことを報告した)。
美術館の入り口でもらったパンフレットには、猪熊さんの言葉が載っている。
「絵を見てみんなが楽しく思えば、それだけでその絵は人々によろこびをあたえているわけです。」
絵の基本的な楽しみ方を、誰でも分かるように書いている。

企画展では、「杉本博司 アートの起源/建築」をやっていた。「一年間にわたり一人のアーティストを4つの連続する展覧会によって紹介するプロジェクト」の第2回展にあたる。 猪熊さんの作品をもっと見たかったなあという思いで見たので、目に力が入らなかった。「建築」よりも次回の「歴史」の方がおもしろそうだった。 帰りにミュージアムショップに寄る。猪熊さんの絵のポストカードがたくさん!ほとんど今日見ていないものばかり。猫がモチーフのものが多くて、猫好きの人はここでアレもコレもと悩むだろうなあ、と猫好きの人に贈るカードを選びながら思った。杉本博司の本も置いてある。サイン本が売られていて、なんにもされていない同じ本よりも1500円くらい(だったと思う)高い。1500円くらいあったら・・・。有名アーティストのサインの相場は分からないけれど、ここでは105円のポストカードが14枚は買えるなあと、とても現実的になる。


5.10.2011

きのこ好きのためのきのこ話



毎月、本をめぐるイヴェントをひらいている西荻ブックマークですが、 次回のテーマは『きのこ』。

2011年5月15日(日)
「きのこと文学、詩、短歌とその周辺」

出演(五十音順):
飯沢耕太郎
石川美南
高原英理

『きのこ文学大全』の著者、飯沢耕太郎さんと、きのこ偏愛歌人、石川美南さん、きのこ小説の作者、高原英理さんの3名がきのこを題材にした世界の詩歌や文学を通して、きのこの魅力と世界について熱く語ります。

イベント内では、出演者御三方による、詩、短歌、小説のミニ朗読会も行われます。
また、イラストレーターの岩里藁人さんによる、きのこ妖怪の鑑賞会も予定しています。会場では、絵巻、豆本、絵葉書などのきのこグッズの展示や販売も行います。


会場:今野スタジオマーレ(西荻窪)
開場:16:30/開演:17:00
料金:1500円
定員:30名
要予約


ということです!
参加できるかまだ微妙なのですが宣伝だけします。

メモ
・写真は京都府立植物園。きのこ好きの人は知っていると思うけど、赤いきのこの中には子ども向けの本がぎっしりつまっているのです。

5.09.2011

ジュゥシィのジュゥではない 2



数年間寝かせてしまったポラロイドカメラで撮ったので(数年前に)、色の具合が悪くてあまり気に入らなかったのだけど、何度も見ているうちに愛着がわいて、デスクに飾るまでになった。自分が小さかった頃を、ジュゥは覚えているかしら。

今は写真よりゴツクなってしまったけど(『毛玉』だった頃を知っているかかりつけの先生に、こんなになるとはねぇと言われたこともある!)、まだまだ遊びたいさかりのジュゥ。かまってほしいときは、キツネのような長いふさふさした立派なしっぽを自慢げにゆらしながら、みんなの足元を何度も行ったり来たりする。

猫一倍、さびしんぼうのジュゥにはたくさんの名前がある。小村じゅぅたろう君、金銭受け渡しのじゅぅじゅぅ君、じゅうのすけ、じゅう君、じゅうさんなどなど。その時々で、衝動的に呼びたくなる名前があるのだ。猫を飼ってる人にしか分からないかもしれない。
メルちゃん(人間年齢にして80歳を超えたキジ虎のメス猫)のことを、今でもどうしてだか、「太郎ちゃん」と呼んでしまうときがある。どうしてだかは、私にもさっぱり分からない。

DVDメモ
・Gleeをテレビで見てからどんどんはまりDVDを借りている。地区大会出場まで見終わった!
・Broken Englishは結局買ってしまった。英語の字幕がないのがちょっと残念。

5.07.2011

4月の終わり

                                                  
「極端な話、今、ここに車が突っ込んで来るかもしれないし・・・」
「何があるかわからないよね・・・」
珈琲とワッフルを出す喫茶店の窓辺。久しぶりに会ったEさんとの会話。
地震が起こらなかったらこんな話にはならなかっただろうなあと思う。
窓のすぐ外では車がびゅんびゅん行き交っている。

福山に帰った。
ゴールウイークに帰るのは東京に来てから初めて。今年はどうしても家に帰りたかったのだ。
庭の緑は一回りほど大きくなっていた。なんだか安心する。力がみなぎっている。地震以来見たかったのはこういう風景かもしれない。修理から戻ってきたカメラを庭にむける。こんなにもまぶしかったっけ。アジサイの側を横切るとギザギザした葉っぱが肩に触れる。泥臭い匂い。夏の少し前の匂いがする。


ふくやま美術館に『森村泰昌 モリエンナーレ/まねぶ美術史』を見に行く。
今の森村さんのスタイルが出来上がるまでの習作展といったところで、ポートレート作品などはほとんどなく、森村さんが影響を受けた戦後の日本の絵画と、それを森村さんが模した作品とが並べられて、自身によるコメントが添えられていた。案内にも「美術を志す青少年、必見!」と書いてあったように、彼らへのメッセージとしてとれるものもあった。こういう趣旨を含んだ展覧会は珍しい。展覧会を見た青少年の感想を聞いてみたいと思った。森村さんといえば、写真やインスタレーションを使った作品で有名だけれど、若い頃、あんなに真面目に(?)絵を描いていたとは知らなかった。自分のスタイルを確立するまで、「まねぶ」の繰り返しだったことは美術を志す青少年たちに伝わったんじゃないかと思う。

鉛筆のデッサン書きに添えてあるコメントで印象的なものがあった。

「線」はつぎの「線」を生む。
  つぎの「線」はそのつぎの「線」を生む。

「線」は「言葉」でも置き換えられるなあと思ったからだった。

5.06.2011

母の日



母の日ギフト用のプリザーヴドフラワーをご用意しております。
お近くまでいらした際は、ぜひお立ち寄りください。
お待ちしております。
Bises 店主