2.20.2010

ジュゥシィのジュゥではない


彼の名前はジュゥロク。
数字の16から取った。
正確に言えば2006年12月16日の16から。

その日、彼は店の前に突然現れた。生まれて3ヶ月くらいの子猫だった。
近づいても、触っても、逃げようともしない。抱きあげるとされるがまま。
やせている様子もなく、ふわふわの毛のせいもあって、薄いピンク色をした毛玉のようだった。 少し汚れてところどころに固まりを作っていたけれど。
特に汚れていたのは顔。鼻の辺りだけが真っ黒で、それが少しおかしかったし、悲しかった。 食べるものを探して地面に鼻をつけて歩いていたに違いない。きっと誰かに捨てられたのだろう。
私たちはそう判断した。家にはすでに3頭いたし、もらい手が見つかるまで 店で飼おうということになって名前を決めた。

彼がうちに来た日をとってジュゥロクにしよう。

体をタオルで拭かれてよけいぼさぼさになった小さな毛玉にカメラを向けると、 びっくりするくらい情けない顔をしてこちらを見た。
それからしばらくして引き取ってくれる方が見つかったのにもかかわらず、 私たちはジュゥロクと別れる決断をすることができなくなっていた。
その方に電話で謝った後、家に連れて帰った。
本当は誰もが最初からそうなることを望んでいたはず、と私は密かに思っている。


ジュゥロクは、今は、だいたいにおいてジュゥと呼ばれている。
ジュゥと呼ぶと、今でもときどき情けない顔をして目を細める。
そんなジュゥを見ていると毛を逆立ててぐちゃぐちゃにしてみたくなる。
もう小さな毛のかたまりではないけれど。
こんなことを書いていると、傍にいないことがだんだん身にしみてくるので今日はこの辺で。

メモ
・韓国語を勉強しているT子におすすめの韓国映画「子猫をお願い」「殺人の追憶」「グエムル」「チェイサー」
・やっぱりカレー好き。ネパールチャイが美味しくって。家では作れない、スパイシー!
・金曜日NHK教育でやっていたバレエ・リュス!「ばらの精」「牧神の午後」「三角帽子」 までは記憶があるのだけど(だんだんぼーっとしていったけど)、「ペトルーシカ」の辺りで寝てしまった。ニジンスキー振付けの牧神を見れて嬉しかった。バレエも見に行きたいなあと最近思う(見に行ったら寝ない)。
・不良少女たちおもしろいなあ。