こないだの日曜日、「ボクらの時代」放映時間には結局起きれず、昼前にようやく起きてテレビをつけたらNHKでドキュメンタリーを放送していて、顔も洗わずに最後まで見た。秩父の山中で、かつて自分達が畑として使っていた土地を山に戻そうと草を刈り、そこに木や花を植え続けたムツおばあさんの最期の記録。ムツさんは山道の横の土地をならし、テーブルとベンチを据えて、その横にもみじを何本も植えていた。その道を車で通った人が、そこでもみじを見ながら一休みできるように。ムツさんは本当にいいおばあちゃんの顔をしていた。亡くなった旦那さんのことを話しているとき以外はずっとにこにこしていたように思う。久しぶりに取材に来たスタッフに「お茶を淹れよう」とぼそっと言った声も拾われていて、ムツさんのあったかい人柄が見えた。
もみじの種が見れるのは春。来年はちゃんと見てみようと思う。

去年のもみじ。秋になると急にもみじが現れたように思うけど、玄関をでて、そこの角を曲がったところにある庭からでている木をよくみると、もしかしたらそれはもみじかもしれない。