7.30.2009

LOTUS TEA

一番好きな花は何か聞かれたら?
即答できる。
 
蓮!

根っこがレンコンだと知ったときは衝撃を受けたけど。

数年前までのナンバーワンはガーベラだったのに、いつの間にか好みが変わっていた。いつのまにか仏像も好きになった。好みが変わるものとそうでないものがある。スイトピーが以前は苦手だったのに、今年の春は部屋にも飾った。部屋に入るたびに甘い香りがぷうんとした。




以前から気になっていた蓮のお茶をゲット!週の中で一番嫌いな木曜の昼に、と思って今日まで飲まないで取っておいた。

・・・あれ。

香りがしない。ジャスミンのようなそれとわかるにおいを勝手に想像していたからそれを確かめるべく湯気の外と中を何度も往復してみたところ、ほのかに花の香りがしてきたような気がしたけど、パッケージに表記してあるタンニンの渋さのほうが強くて普通のお茶みたいだった! ちょっとショック。蓮の花ってにおいするんだろうか。蓮の花はいつも遠い場所に咲いているから手が届かないのだ。

ずっと前に、蓮の実?(根っこではなかったように思う)を食べる民族が登場する話を読んだ気がするけど何の本だったかまったく思い出せない。

ほぼ日を見ていて気になったお茶セット
バラ茶がすてき。

7.26.2009

ヘルシンキ・スクール 写真展



今年2009年はフィンランドと日本の修好90周年にあたる(フィンランド行ってみたい!)。その交流イヴェントの一つとして、資生堂ギャラリーで「ヘルシンキ・スクール 写真展 風景とその内側」が開催中。以下引用。


ヘルシンキ・スクール(ヘルシンキ派)とは、ヘルシンキ芸術デザイン大学の教育課程から導き出されたアプローチや考え方を継承する教師、学生、卒業生たちのグループを名づけたものです。ヘルシンキ・スクールは、今回のゲスト・キュレーターであるティモシー・パーソンズが1982年に客員講師としてヘルシンキ芸術デザイン大学で教鞭をとるようになったことからはじまりました。・・・ヘルシンキ・スクールの写真に共通してみられるのは、美しい自然がつくりだす風景と、北欧独特の光と色の捉え方、風景の内にあらわされる物語性です。

今回は4名の女性たちによる展示。ヘルシンキ派という流れがあるのも初めて知ったし、フィンランドの写真家の作品を見たのも初めてだった。今回のヘルシンキ・スクールの写真展はアジア初だそう。

Susanna Majuri(スサンナ・マユリ)の写真の前で足が止まった!彼女の作品は、子どもの頃読んだ現実と非現実の入り混じったグリム童話的な原初体験が元になっているそうだ。映画や文学において時にシンボリックなものとして使われる水が、スサンナ・マユリの作品には欠かせないものになっている。

水の中の少女達を撮ったこのシリーズが一番好き。


彼女達の存在によって水面がゆらぐとき、周囲の風景はぐらぐらとゆがみ、彼女達の輪郭も確かなものではなくなる。またそのことで、こちら側とあちら側を意識せずにはいられなくなる。物語はこれからどのように進んで終わりを迎えるのだろう?彼女の物語に閉じ込められた「登場人物たち」はスサンナ本人でもあるし、鑑賞者たる私たちでもある、と彼女は述べている。

彼女の他の写真はここで見ることができる。


こないだようやく見た「ジェリーフィッシュ」という映画(イスラエルが舞台)でも、雨水や海水、海にまつわるイメージが効果的に使われていた。女の子が玄関のドアを開けると部屋が水浸しになっていて、その上をぷかぷか浮かんでいる電話からメッセージが流れるという場面が映像的に好み。部屋を浸す水。きらんきらんと反射する青い部屋。不思議の国のアリスファンは喜ぶだろうなあと思った(もちろん私も)。




7.22.2009

内田百間と福山

こんばんは。まずは訂正から。

こないだのブログでカブ海(ミ)ちゃんと彼女のことを紹介しましたけれど、正しくは(ミ)ではなくって(み)のカブ海(み)ちゃんで、ドラエモン or ドラエもん とつい書いてしまうのと同じレヴェルの間違いをしてしまい、関係者の方々にはご心配かけました(どなたからの指摘もないですが)、とここまで書いてふと思い出して検索してみたら、ドラミちゃんはやっぱりドラ「ミ」ちゃんなんですね。


さて、話を笠岡市に戻して・・・

笠岡市の美術館といえば、笠岡市立竹喬美術館。近現代日本画を代表する日本画家の一人である小野竹喬の作品を所蔵している。生誕120年を迎えた今年は、大阪と東京でも「生誕120年 小野竹喬展」が巡回予定。

大阪市立美術館:2009年11月3日(火・祝)~12月20日(日)
東京国立美術館:2010年3月2日(火)-4月11日(日)
笠岡市立竹喬美術館:2010年1月3日(日)~2月14日(日)

以前この美術館で見た「楽しい版画展」はすごく見応えがあって、2冊買った図録の1冊は友達の誕生日プレゼントに贈った。展示作品のひとつに谷中安規があって、ちょうど内田百間をよく読んでいた時期だったから思いがけず嬉しかった。谷中安規は百間の小説の挿絵も描いていた。

内田百間といえば、今これが読みたい!




「阿房列車1号」 内田 百間  一條 裕子

文芸作品の漫画ってあまり興味ないけどこれはおもしろそう!
百間と「福山」につながりをもたせるなら、まず思い浮かぶのが、交流のあった箏曲家(箏=お琴)の宮城道雄。彼の話はたびたび百間さんの本に登場する。宮城道雄は、失明前の子ども時代に生活していた鞆の浦の海をモデルに「春の海」を作曲した。宮城道雄の名前は知らなくても、この曲はお正月に必ずやどこからか流れてくるので必ずや聞いたことがあるはず。鞆の浦が一望できる福山市鞆浦歴史民俗資料館の前庭に、彼の像が立っている(正しくは座っている)。

百間が好きだった、大手まんぢゅう。「ぢゅう」のまま今も販売しているのがなんだか嬉しい(食べたことないけど)。尾崎翠の「第七官界彷徨」の中で小野町子×「くびまき」に反応してしまう人はきっと、百間×「まんぢゅう」にも反応すると思う。のだけど、どうかな?

7.19.2009

今日と昨日のできごと

買い物に行く途中、青いエイリアンヘルメット(そう呼んでいる)を装着したちいさな男の子が同じく青いエイリアンヘルメットを装着した自転車を押している母の後をTシャツをもぞもぞといじりながら歩いてきたのが目に入った。男の子は今にも泣きそうだ。自転車の後ろには彼が乗るであろう椅子が乗っかっている。前のかごには大きな白いビニール袋。どうやら、彼は買い物中に母を怒らせてしまって、自転車の後ろに乗せてもらえないよう。
私とすれ違う直前、母は彼にこう叫んだ。


「知らないよ!車に轢かれて死んじまえ!」


家に帰っても母エイリアンの言葉が頭から離れない。言葉の衝撃に加えてゴロがよすぎた。 五・七・五(字あまり・季語無し)。


知らないよ 車にひかれて 死んじまえ  母エイリアン


こんな叱り方ってない!!!ひどい。車道の真ん中をびゅんびゅんぶっとばす自転車に向かって言うならまだ分かるけど、買い物帰りに死んじまえなんて・・・。外で平気でこんな言葉が出るくらいなのだから、家の中ではもっとひどい言葉が飛んでるんじゃないかと思って、男の子がかわいそうになった。


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高田文夫が主催する4夜連続のイベント「文夫の部屋」最終日に行ってきた。ゲストは立川志らく・U字工事、TALK みうらじゅん&高田文夫。乾貴美子、東貴博、はなわも飛び入り。

みうらじゅんと高田文夫のトークはおもしろすぎ!中身を書きたいけどあまりだいじょうぶぢゃないような話をしていたし、高田文夫も「書くなよー!」と言っていた。のだけど、ちょっとだけ書くと、みうらじゅんは国籍、性別も超越している「誰か」に間違えられることが多い。多すぎ。6パターンも聞けちゃった!もうね、これって、究極の自分無くし!
さすが高田文夫!と思ったのは、MJの××、××についてもつっこんでいたこと。なかなか聞けないもんねー。
最初の方はここにレポしてあるので、気になる方はどうぞいってらっしゃい。
あっちのMJについてこっちのMJが語っています。

後半は、立川志らくの落語。談春の「赤めだか」もネタになっていた。演目は「死神」。初めての落語、おもしろかった!ほんとに初心者の感想だけど、落語って体や表情も全部使うんだなあと思った。死神のおじいさんが見えたし、雨が降って雷も鳴っていたし、地下への階段も見えた。文字を追っているうちにいつのまにか頭の中でイメージが作られている読書体験とちょっと似ている。落語にまったく興味のない同世代の子は「落語ってむずかしんでしょ?」と敷居が高いようなことを言っていたけど、結局はどの噺家の話を聴くのかによると思う。古典落語でも、杉浦日向子が書いているような江戸庶民の暮らしを知っていなくても笑えるし(知っていたらもっと楽しめると思う)、江戸にしかない制度がネタになっている場合は説明してくれる。落語の根っこにあるのは「にんげん」。だから、今でもおもしろい。若い人にも落語のおもしろさを知ってもらおうと頑張ってる若手さんたちもいることだし、もっと話を聴いてみたいなあと思う。
ぜひ行きましょ!

7.16.2009

カブトガール

カブニ君のパートナーが正式に発表された!「カブ海(ミ)」ちゃん☆
この名前を見れば、カブトガニが池や沼や湖に住んでいないことがわかるね。おさげがちょっと微妙な位置からでているのはご愛嬌。ふわふわした甲羅は触り心地がよさそうだし、子どもたちともすぐ仲良くなれそう。もちろん、お腹にアレはない(ここ重要)。カブカイやカブウミ(カブミに似てるからごまかせるけど)とは呼ばないで!

  ゆるキャラニュース


ゆるキャラ(R)まつりin彦根 〜キグるミさみっと 2009〜
2009年10月23日(金)13:00〜18:30★24日(土)10:00〜15:30★25日(日)10:00〜15:30 


全国から100キャラが集合して、「ゆるキャラの聖地 彦根」でサミットを開催!特別ゲストはみうらじゅん・橋幸夫。滋賀県のゆるキャラは万人受けしそうなかわいいキャラが多い。


                   「ひこにゃん」

 

                   「しまさこにゃん」




                   「いしだみつにゃん」

とにゃん化に続き、




                        「ひこちゅう」

ちゅう化現象まで!


HPもまだ準備段階のようだし、これからどのキャラが参加するのかはアップされるのを待つしかない。ステージ「裏」が大変なことになりそうだなあ。

そうそう、画像たくさん使ってるけど「当イベントを宣伝・広報するために使用していただくのは大歓迎いたしますので、通常のモラルの範囲内でご利用下さい。」とのこと。

あと、ゆるキャラ(R)さみっと協会 という協会が設立されていたことにも驚いた。特別顧問はみうらじゅん。




キャラクターの版権管理方法や運営方法、グッズ展開・制作・販売方法のアドバイス、マスコミ対応のアドバイス等を行ってまいります。


事務局で収集したキャラクターの情報をもとにキャラクターのネットワーク化をし、キャラクターの情報やイベント情報など当協会員様が共有できるデータベース製作を行ってまいります。


もはや立派な事業!












7.14.2009

エミール・ガレ





その名前と作品を意識し始めたのは、素封家のお宅拝見番組の中で度々ブラウン管に映っていたからだと思う。いかにもという感じがして数年前まであまり好きになれなかったガレ。

そのワケは、「これはガレですの。」と言うおば様の目が細まり、頬は少し赤らみ、鼻はかすかにふくらんで、口元がきゅっと上にあがったまま、レポーターがおおげさに目をむきながら叫ぶすごいですねえの一言を待っていたかどうかはまったく覚えてないけれど、そうやってテレビに紹介されるときの価値基準が、作品の美しさではなく「値段」うんぬんだったから。

そのような私の中にあったイメージを変えたのが、数年前に東京で開催された没後100年を記念した大回顧展だった。地の部分の複雑に混じりあった色のガラスの中に生きる昆虫や植物はほんとうに美しかった。日が沈む直前の空に見えるピンクとブルーのコントラストになんだか切なさを覚えるように、ガレのガラスにも少し物悲しい感じがした。花が咲き誇っている瞬間だけでなく、枯れ朽ちていく様子までもガラスに閉じ込めた作品には、繊細な日本の美意識を取り入れた結果が見えた。植物や昆虫に目を向けたガレの視線を再び見つめることで見えてくる、日本の美。ヨーロッパで生まれたアールヌーヴォーが、再び日本の作家たちへ影響をあたえているのも興味深いと思う。

「エミール・ガレ 陶器のジャポニスム」展はふくやま美術館で7月18日(土)から9月27(日)まで開催。

7.12.2009

落語初心者

ついに、私も落語のCDなんぞ聞くようになった。会社のTOM文庫さんに落語の本を借りたのがそもそものきっかけ。TOM文庫さんは、私が決して手を出さないような本を貸してくれるので、正直当りハズレはあるのだけれど、これらはどれもおもしろかった!









しゃべれども しゃべれども」佐藤多佳子




全身落語家読本」立川志らく


赤めだか」立川談春

特におすすめなのが談志の弟子の談春が書いた「赤めだか」。落語とイエモトへのアイに満ちた修行時代の思い出(アマゾンでは随筆と紹介されている)。文章がするする入ってくるので、何時の間にやら小説を読んでいるような気分になる(まあ、彼の人生の「物語」ではあるのだが)。談志の生き方も垣間見れるし、名言がたくさん聞ける!落語にちょっとでも興味がある人が手に取ったら、次は落語を聴いてみたいと思うはず。




そういう流れで、最近図書館で借りているシリーズ。図書館にもあるってのが、ありがたいやねぇ。
がってん志の輔の古典落語。マクラの話もうまいなあと思う。ぐいぐいひきよせといて、いつのまにかもう始まっている。まだ全部は聴いてないけど、「志の輔らくご 両耳のやけど1」に収録されている「蜘蛛駕篭」、酔った客のへべれけ具合に爆笑。あら熊さん~のくだりをぜひ聴いてほしい!









キング落語名人寄席 すみれ荘201号室/夜の慣用句」柳家喬太郎

新作落語って何でもアリなんだ、と思った。両方とも下ネタアリ。でも、最後はちゃんと落ちて終わる。TOM文庫さんによると、春風亭昇太たちと結成している創作話芸集団「SWA」もおもしろいとのこと。

さて、CDを聴いた後は一体どうするかね熊さん?
そらあ、もう、決まってらい!



見てきます聴いてきます立川志らく!(みうらじゅんも見れちゃうっていうなんとも嬉しいイベント。MJ目当てにチケット取ったら志らくがついてきたんじゃないの?という声が聞こえてきそうだけど・・・)

7.05.2009

NOT パン!























暑いとき、基本はやっぱり「海パーン」!!男子はね・・・。

福山市が誇る歴史ある港町鞆の浦。「崖の上のポニョ」の舞台にもなったことで、ちょっと有名になった。海パーンが買えるのは、仙酔島に渡る船着場の前にある売店。数年前の写真だけど、もしかしたら値札はこのままって可能性もある。確かここに住んでいる猫がいたっけ。名前は「チラちゃん」。器量の良い白い毛の女の子。この辺りをよくチラチラしているからそう呼んでいる、と売店のおばちゃんたちがにこにこしながら話してくれた。今もいるのかなあ。

鞆の浦海水浴場は7月18日から8月16日までオープン。写真を撮りに帰りたい!

7.03.2009

旅するテント














今回で第53回を迎えるヴェネチア・ビエンナーレ。2年に1度イタリアで開催される現代美術の国際的な展覧会。毎回、国別の展示が話題になっている。今回日本館を飾るのはやなぎみわ!写真や映像を用いて「女」をテーマに作品を発表しているアーティスト。これが今回のポスター。女たちはばらばらな方向を向いているのに、テントの中に漂っているのは共通の力強い意志。これから何かがはじまる予感を感じさせる。なんだか大きな蕾のよう。今回のパビリオンそのものも黒いテントで覆われているようだ。4メートルもある女の写真が展示してあるって聞いたけど、一体どーなっているの!?というアナタやワタシ、



先日の日曜美術館で見たところによると、その模様は7月26日に放送予定とのこと。忘れないように見なきゃ!





関西に住んでいた学生の頃は、ふらりとでかけた展覧会でなんとなくやなぎみわの作品を目にしていたのだけど、意識して作品を見に行ったのは、2005年に岡山県倉敷市にある大原美術館有隣荘で行われた「Madame Comet-マダム コメット」展が初めてだった。大原美術館を作った大原孫三郎が、病弱な妻を気遣い「家族の為に落ち着いた住まいを」と建設した別邸、有隣荘。

正直に言って、和室の様子は覚えていないのだけど、床の間に飾られた写真の中には確か、「おばあさんの扮装をした女の子が箒をもっている写真」があったように思う。それが昔祖父母の家にあった高砂人形を思い出させた気がする、と私の記憶は言っている。

洋間(レトロな作り)では、テーブルの上にお誕生日会の途中とも終わった後ともとれる残骸 ―食べ散らかしたケーキ、そのままの食器・・・― があって、かがみこまなくては見えないテーブルクロスの中では、「ハッピーバースデー」を楽しそうに歌う子ども達の様子(もしかしたら老婆の扮装をしていたかも)を写したヴィデオが流れていた。「あと」だけが残ったテーブルの上とその下で聞こえる姿のない「こえ」。子ども達はどこに行ってしまったのか。テーブルクロスの下を覗き込むという行為は、いなくなった子どもを探すのと同じ行為になるのだということに今気づいた。


和室と洋室をどう使うかで、作品のイメージががらっと変わる。美術館ではできない展示方法だ。有隣荘は年に2回、特別展示室として公開される。来年春ここで作品を見せてくれるのは杉本博司!「今児島―アート・建築・拾集」というテーマ。詳しい情報はもうちょっと先になりそう。近くなら行くのになあ。


それはそうと、26日朝、起きれるかしら。。。

今日のBGM:エヴァンゲリオン(エヴァってこんな絵だったけ?コナンぽくない?どんな話だったか忘れた)

今日のつまみ:山形のさくらんぼうー(いただきます!)