12.27.2009

汽車のお供


帰ってからしたいことがいろいろ。久々に友達に会いたいし、猫にかまけたいし、美味しいものをたくさんほおばりたいし、ぼんやり映画を見たいし、少年系漫画を一気に味わいたいし、バーゲンにゆきたいし、大原美術館で目当ての絵を見た帰りに蟲文庫に寄りたいし、エルグレコでお茶をするのもいいなあ、ふくやま美術館で開催中の「山本容子のワンダーランド」はアリス好きとしては見ておきたいし、まだ行ったことのないふくやま文学館に寄って鱒二の展示を見たいし、鞆の浦では写真を撮って、あのお店の虫籠窓から差し込む淡い光の中で鯛焼きをゆっくり頂きたいし、尾道でお寺めぐりをしながら、猫に甘い声を出してカメラを向けるのもいい。
時間が欲しい・・・。

東京から福山まで、新幹線で3時間40分。
この間に何を読もうか、それを考えるのは楽しい。読みたいと思って買ってもいざ手に取ると数ページめくって途中でやめてしまった本は結構あるのだけど、本には読むタイミングや出会いがあると思っているから、無理には読まないでいる。

小津安二郎の「東京物語」をようやく見て驚いたのは、東京から尾道は本当に遠かったということ。

東海道線列車 廣島行き 21時発 普通急行安芸 二三等 呉線経由

笠智衆たちが乗った「安芸号」が尾道に着くのはなんと次の日の13時35分。1953年当時はこんなにも時間がかかったとは!寝台列車とも書いてないし、座席にもたれたまま16時間半も耐えるのだろうか。最後まで尾道に残った原節子が乗っていたのも普通の列車のようだったし。。。
ふと思い出して調べてみると内田百間の「第二阿房列車」がちょうどこの年書かれている。この映画が作られたよりもずっと前のような気がしていたからなんだか不思議。百間さん自身がもっと昔に生きていたようなイメージがある。
第一阿房列車」、実は途中でやめたまま。「阿房列車1号」も読みたいと思っていたけどそのまま放置している。愉快な旅の話を読みながら3時間40分を過ごすのもいいなあと、だんだん思えてきた。明日本屋さんに行ってみよう。


今年の更新はこれで終わり。
ビズのブログというよりほとんど個人のブログになっていて、その辺は自分でもどうかとも思うのですが、ブログという性質上仕方ないかもしれないという気もしています。来年はもっと植物や花に関することを書いていけたらなあと思います。お付き合いいただける方は来年もどうぞよろしくお願い致します。
今年も一年ありがとうございました。
みなさまもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。


★営業時間のお知らせ★
年末は31日まで、年始は1月4日からの営業となります








メモ
・「サーカスの息子」ようやく読了。想像力に脱帽。おもしろかったー。
・Y平の成長した姿をT子と見る。あの頃は・・と言ってしまう自分はもう年なのだ。
・「マリー・アントワネット」「アダプテーション」「ペネロピ」「東京物語」「毛皮のエロス」
・ 西荻で本屋さんめぐり。ご挨拶。欲しいと思っていた本を2人ともゲット。 「三月の羊」のスコーンはツボ。こうゆうのが作りたいのよ。スコーン狂再熱の予感。
・ 予防接種をしたらM子の家に行く予定☆
・ 年賀状、年始に書きます(もらう気はたっぷり)。ごめんなさい。

12.20.2009

秋から冬の写真と、映画











携帯の写真は、光が直線になったり思った以上に拡散したり、フィルムにはない感じがでておもしろいなあと思う。私にはトイカメラ的な使い方がちょうどよいかも。プリントまではしないけれど。


こないだからたくさんおもしろいものを見聞きしていたのだけど、それを書く体力がなかった。ネットを立ち上げて、それについてちょっと調べて書くというのは結構やる気がないとできない。色々と新しい情報を載せている人たちは色んな意味ですごい。



こないだ見に行った映画はツボだった。その中のあるセリフ(私の記憶による)。




テーマは死だけじゃないんだ。人生そのものなんだ。


脳内ニューヨーク」の主人公、劇作家のケイデンが自分の作り上げている舞台について言った言葉。この言葉はこの映画そのものだなあと思って、私の中に入ってきた。人によって評価が分かれる作品だと思うけど、かなりおもしろかった。最後は涙が止まらなかった。

見終わった後「イー・イー・イー」を思い出した。この本の主人公アンドリューも「寂しいんだ・・・」とずっとつぶやいていたっけ。




メモ

・「プライドと偏見」「スローターハウス5」「ラブ・アクチュアリー」

・今回のフラウはおもしろい。見たい映画がありすぎる。

・みろくの里で龍馬の撮影をしていたらしい。今も?

・M-1の笑い飯のネタ、鳥人って迦楼羅!?ぼうずの人?は般若心経の本も出してるということを知るにいたる。っていうか、同じとこだー。

12.08.2009

カブニ君と。

福山の某「カレ」のことについて書こうとネットを散歩していて、そういえば、あの子たち元気かな?と思って、カブニ君カブみちゃん久しぶりー、と彼らの住まいをふらっと覗いてみたらこんな衝撃的なものが誕生していて、私の胸はどきっとして、パソコンに向かって思わず叫んでしまった。

カブニくんキューピー!

カブニ君の口から顔がでていますけれど、ええ、何か?

そもそもカブニ君って、いや、「そもそも」って会社の人が競争するかのようにあちこちで発言していて、なんでみんなそんなにこぞって「そもそもそもそも」と言いたがるのかよく分からないし、自分では絶対口にしてなるものかと思っていると余計にその言葉がよく聞こえてきて次第に耳障りになってきたのだけれど、そういった「そもそも」ではなくて、そもそも、カブニ君は、カブトガニと笠岡市を広く知ってもらおうという任務をゆるやかに持った、そこにいるだけで存在感のある立派なゆるキャラであって、10分というわずかながらの時間(タイトルは3分だけど)で料理を完成してみせるあの愉快なテーマ曲が流れる番組やライトパブリシテイの手がけるおされなCMや広告はもちろん、全国の子どもから大人まで広く認知されているキューピーと合体する必要があったのだろうか、と私は思う。
もしかして、だからこその合体・・・!? うわーー。

このすとらぷ、直接手に取れるのは博物館だけだそう。飢餓感をあおるような戦略。欲しい方は年末年始のお休みに注意してぜひ!

あ、それか、「ゆるキャラ日本一決定戦!」のDVDを購入すれば「3名」に当たるよう(締め切り:12月31日)。
欲しいんだか欲しくないんだかよく分からなくなってきた。。。

福山の某(亡)「カレ」のことについてはまたいつか・・・。

メモ
・「なまいきシャルロット」「雨月物語」>「マーゴットウエディング」>「カポーティ」「その土曜日、7時58分」
・映画ばかり見てしまって本が読めない、皿が洗えない、洗わなくては。
・伊勢丹のウインドウディスプレイがおもしろい 。顔認識。
・ついにでてしまった。でも手洗いとうがいしかない・・・
・毎日すったしょうがを食べたり飲んだり。席につくと手があつい。

11.30.2009

pomplamoose!!

Aちゃんがおしえてくれた。ジャックとナタリーの2人によるアメリカ発のバンド。pomplamoose。主にユーチューブやマイスペースで活動しているよう。CDは出してない。アマゾンやiチューンでmp3ならダウンロードできる。カバー曲も素敵!
かわいすぎる!ユーチューブでヘビロテ中。




メモ
・「かいじゅうたちのいるところ」のサントラもめちゃよいさんきゅ!
・「天才マックスの世界」
・秦建日子の舞台にでるらしい→見に行く
・ネットでの予約を過信しすぎた。こうなったら、どんこーでも。。。
・Rちゃんにたくさん本をもらう!蒼井優はかわいい。

Punk!!!




故郷:熱帯地方のどこか
現住所:深川の×××
身長:だいたい30センチ

年齢:不詳

性別:不明

好きな色:赤

ポイント:頭と口元

好物:水と太陽

苦手:ヨトウムシ

遠い親戚:トサカ
信念・趣味:パンク! たまに土いじり。

11.25.2009

現代美術館で

月曜日、東京都現代美術館へ。
ゴンZOたちがエントランスホールでパフォーマンスをするというのでそれを見に行った。バックパッカーのような荷物を持った彼らは荷をほどき、服をぬぎ、中央にペットボトルやインスタントカメラなどを置いて、身体をならす、そして、互いの距離が縮んでゆく、コンタクトが始まる。
彼らを説明するのは私には難しい(身体性とアートの関係が社会的な文脈で語られているように思うけど)。殴り合っているのを見ていると痛そうだと思う反面、意外な動きがあるとそこでは笑ってしまう。彼らに何と感想を言えばいいのかちょっと戸惑うのだけど、「おもしろかった」「痛そうだった」と思ったことを言う。

チケットをもらったので「Luxury」展と「レベッカ・ホルン」展を見る。

「Luxury」
・ロココ時代の流行には驚くべきものがあって、何かの番組で見たことはあったのだけど、装飾が行き過ぎた結果、スカートは横に張り出して髪型はちょー巨大になりその上に軍艦の模型が乗っかっている。軍艦・・・!「何がよいか」は時代によって変わる。
・1920年代~1930年代の衣装が素敵だった。
・ギャルソンの服はプラスチックのマユにくるまれているようだった(そう言えばtaviちゃんはカワクボさんにあったのかしら)。

「レベッカ・ホルン」
・去年森美術館で見たアネット・メサジェ展を思いだした。国は違えど2人は1歳違い。レベッカ・ホルン:身体から内へ アネット・メサジェ:内から内へ。というイメージ。でも、「鯨の腑の光」はアネットのあの作品に似ているというか通じるものがあった。 あのタイトルは何だったか。調べないと分からない・・・。
・直線的な作品が多かった。
・箱を使った作品はジョセフ・コーネルの方がずっと素敵だと思った。
・おもしろかったけど、あまり好きではないかも。好きか嫌いか。

今日のメモ
・机に引っ張り出された本「北京の秋」「ロリータ」「図説 写真小史」。そして、残された石鹸。
・「あなただけ今晩は」どこかで見たことがあると思ったらIRMAレコードの女の子。いまさら知った。
・探し物をしている人へ。「にんにく にんにく・・」とつぶやきながら探すと効果あり!電話口で教えてから10秒後に「あった」と報告が!にんにくぱわー!
・ヘッドホン、BuKoわれる・・・


11.15.2009

夜の散歩の気分

そこのアボカドはおいしい。はずれはほとんどない。だから、アボカドが食べたくなったらその八百屋に行く。かごに盛ってあるのを指して「アボカド」くださいと言うと、はい、「アボガド」ね、と奥さんは言って、やわらかさを指で確かめて渡してくれるその度に、私はどきっとする。何度聞いても、彼女が「アボガド」と言っているようにしか聞こえない。手書きの値札には「アボカド」と書いてあるのに。私の耳がヘンなのだろうか。旦那さんはどう思っているのだろうか。アボカドを買いにいくと、いつも彼女が接客してくれる。だから、彼が「アボカド」と言っているのか「アボガド」と言っているのか、私は知らないでいる。

そのクリーニング店で支払いをするとき、金額と「私であるはずの名前」がレジスターの液晶部分に現れるそのとき、私は黙ってそれが右から左へ流れていくのを見送る。
最初の登録の時点で、彼は失敗した。私の下の名前は1字余計に登録されてしまった。初めて見たときは思わず笑いそうになったけれど、なんだか面倒に思って訂正しなかった。緑色に光る、私に近くて、私ではない名前。
彼はそのヘンな名前が流れてきて何も思わなかったのだろうか。それとも、ユキキとか、アイイとか、マリリとか、彼にとっては普通の名前なのだろうか。私と同じように、そのクリーニング店で余分な1字を持っている人が他にもいるかもしれない。
1年半も経った今、私はその名前に慣れてしまっている。












夜の散歩は楽しい。今日のぬるい風に驚く。寒さはどこへ?
久しぶりに写真を撮ってみたらやっぱり、その場所にたどり着く!



今日のメモ
・「冒険者たち」>>「お茶漬けの味」>「眠狂四郎殺法帖」「タロットカード殺人事件」「私がクマにキレた理由」
・ライゾー!シムカスー!
・「ママがプールを洗う日」←近々本棚へ並べること。すごい好み。

11.08.2009

バラのお菓子①

Kさんに、と思ってそのクッキーを買った。
ラングドシャの中にフランボワーズクリームが入っていて、食べた瞬間ではなくて、ちょっとしてから、バラの香りがしてくる。化粧品のにおいが嫌いな男性はもしかすると苦手かもしれないという気もするし、女性の間でも好みが分かれるお菓子かもしれないとも思うけど(私は結構好き)、Kさんはバラが似合うと思っていたからどうしてもあげたかった。
最後の日、バラのブーケを受け取っていて、Kさんはどうして自分の好みが分かったのか驚いていたけど、Kさんに贈りたい花を考えたら・・・やっぱりバラがぴったりだと思った。バラはもちろんのこと、花をテーブルに生けているKさんの姿はすぐに浮かぶ。日ごろから花や植物を楽しんでいる人ってやっぱりいいなあと思う。「品格」とは関係なく。「名前を知っている」からってそれが女性の「品格」につながるとは思えないし。まあ、あの本を読んでいないし読む気がないので何と書いてあるかはよく分からないのだけど・・・。




銀のぶどうの「バラ科のお菓子 ROSE」


今日のMEMO
・M子に感謝☆テーブルの上に並べたときの満足といったら!
・オザケンの曲が突然に聞きたくなってネットで調べるうちにある発見をしてびっくリした。オザケンのお父さん、そうなんだ。Mちゃん、言ってよー。オザケンって今は活動家らしい。
・「スラムドッグミリオネア」「ラースと、その彼女」「イカとクジラ」>「クワイエットルームにようこそ」「ヘアスプレー」>「或る夜の出来事( It Happened One Night)」「バーン・アフター・リーディング」「恋愛アパート(Love Nest)」
・部屋の構造についていまさらながら・・・発見・・・したことがあってポカンとされる。「気づく」って大事。寒さがだいぶん違う。
・T子へ 萩原朔太郎もマンドリンが好きだったんだって。

11.01.2009

兎と島と鱒二

井伏鱒二の書いた『シグレ島叙景』という作品は、シグレ島という小さな無人島を舞台に(正確に言えば、島の横に停泊している帆柱の折れた錆びた汽船を舞台に、そう、ほんとうに【舞台】なのだ)、そこに住む2人の男女のひねくれた関係が「わたし」とのユーモラスな会話の中で次第に明らかになっていくおもしろさが見所の短編で、シグレ島には野兎と家兎合わせて400匹ものうさぎが放し飼いにしてあるという設定が前から気になっていた。
これを読んだときにふと思い出したのが大久野島とうさぎ(大久野島は戦時中毒ガスを製造していた島で、今ではうさぎの島として有名。島内にはその関連施設跡も残っていて、廃墟好きにも関心をもたれている)。しかも、井伏さんは広島県福山市出身だし。もしかして、シグレ島の舞台は・・・?とも思ったけど、調べてみると、この作品が発表された昭和初期にちょうど大久野島では毒ガス施設が建設され始めたようで、数百匹のうさぎが島内を跳ねていたとは考えにくそう。
今では、彼らは森の中や施設跡の中、国民宿舎周辺を元気に跳ね回っていて、『シグレ島叙景』の舞台にはぴったりだなあと思う。もちろん、国民宿舎があるし、無人島ではないけれど。

9月に大久野島に行ってきた。自転車を借りて島をサイクリング。 1周40分前後の道のり。
国民宿舎のフロントでうさぎのえさを1袋100円で販売しているので、買ってみた。うさぎがぱらぱらいるところであげると、それをめがけて次々集まってくる。かわいい。棟方志功によく似た風貌の作務衣に丸メガネのおじさんが側にやってきて、にんじんの皮のようなものを投げ出したので話を聞いてみると、よく来ている人のようで、自宅で干した野菜を持ってきているのだとか。子うさぎを抱っこできたと嬉しそうだった。確かに子うさぎはほんとにちっちゃくてかわいい!誰かさんは、あるネズミ色のうさぎを見て、かわいがっている猫によく似ていると言っていたけど、うさぎはうさぎです。
子うさぎには最後まで触れなかった。えさに群がる大人のうさぎをちょっと撫でただけ。やわらかい。島内にいるという300匹のうさぎのうち、どれくらいを目にできたのかしら。
この日も暑くて、最初は陽射しを気にしていたけど、勾配のある坂道が始まるとどうでもよくなった。

海水浴場がオープンしている頃でなくても、まだ夏のにおいや色が残っているときに来たい場所。





今日のメモ
・ カムジャタンとスンドゥブにはまる。コリアンタウンなのねー
・「ナボコフの一ダース」細部の記憶のきらめきが美。この人の写真論読んでみたい

10.19.2009

シロノワールとお墓参り

金木犀の花が散りだして、風の中にも甘い香りが無くなったなあと思って歩いていると、前方からすっぱあまいにおいがしてきて、もしやと思い、前を歩くおばあさんを早足で追い抜いて横目でちろりと見たら、一口サイズに切ったかむいだかのオレンジにちょうどかぶりついているとこだった。秋だからか、食べもののにおいに敏感になっている自分に気づく。仕方ない。そういえば、うっかり八兵衛はちゃっかり八兵衛になったようだけど、今日見た限りでは、やっぱり食べものには目が無い様子。食べることはちゃっかりしている、という意味?





先日、コメダ珈琲(名古屋が本店)の名物、シロノワールを食べた。こぶりサイズのミニシロノワールを注文。東京で食べられるなんてほんとうに嬉しい!名古屋に住んでいたKちゃんと話すうちにコメダの話になって、どうしても行きたくなって調べてみると三鷹にあった。内装も伊勢で行ったときと同じ。話をしながらだとあっという間になくなる!普通サイズでも良かったかも。しばらくは動けなくなる覚悟がいるけれど。もっと交通の便のよろしいところにあってほしいなあ。三鷹駅から歩くのはちょっと遠い。

帰り、Dのお墓参りへ。三鷹駅からコメダ珈琲に行く途中にあるのをグーグルで偶然発見。今年は生誕100年ということもあるのかな、その一帯は静かににぎわっていた。若いお嬢さんから、家族連れ、お年寄りのグループまで、お墓の周りに集まる。斜め後ろにはMのお墓もある。Mの娘さんもこうしてここに参ってパッパに手を合わせていたのかなあと、そっちを感慨深く思った。


お墓の隣の神社に迷い込むと、そこにはどんぐりがたくさん落ちていた。

10.08.2009

メリー・ポピンズはどこまで飛んだ?

帰り、階段を上がって地上にでるとなまぬるい風がぴゅうぴゅう吹いていらっしゃって、姿の見えない金木犀と肉と油のにおいに追いつかれたり追いこしたりしながら今晩の献立を考えていると、味噌が切れていたことをふと思い出し、いつも味噌を買う店でしばらく考えた結果、いつもよりちょっとだけ良い味噌を買ってみた。風にふかれたせいではないか、と後から考える。



長い間気になっていたこの花。名前が分からず、「ラッパ のような 花」で検索してみると、ばっちりひっかかる。ようやく正体が分かってすっきりした。


園芸名でエンジェルストランペット、エンジェルトランペット(Angel's Trumpet)と呼ばれることが多い。花言葉は、愛敬、偽りの魅力、変装、愛嬌。

散る量と咲く量が目に見えて多く、夜になると濃く甘い香りをそこいらに放って、花の名前を知らない人間をネット検索へと導く天使のラッパ。けれど、全ての組織に毒があるようで、一般には毒草として扱われてもいるよう。ラッパを吹く真似で本当に天上に行ってしまう可能性があるのでお気をつけて。

風の強い日には、メリー・ポピンズの話になる。とは言っても、映画の中身についてではなく、行き着く先は、今日のような日に傘をさして飛んだら気持ちよさそうだし、そのまま家にぴゅーっと帰りたいね、というような話。久しぶりの晴れの日に会社にいたらそりゃあね。





10.07.2009

Bises












9月の連休にBises内部に潜入したときの写真。

店のことを取り上げたのは今回が初めてかもしれない!?

ここはBisesのブログのはずだけれど・・・。

お近くの方はお気軽にお越しくださいませ。私が言うのはなんですが、かわいいプリザーブドフラワーがたくさん揃っています★1点1点、全て手作りです。



フローラルビズ

〒721-0973 広島県福山市南蔵王町6-10-16
Tel : 084-941-5580

10.02.2009

4コマにて

個人的な話。

せんじつは・・・・


みなさま、ありがとう!


はてはて、このボーダーライン、どう越えてゆこう。


①歩く、②走る、③竹馬、④一足飛び、⑤滑る、⑥獅子に乗る。


結局、選択肢はいっぱいあるのだ。

9.29.2009

トリピーはかわいい

Aさんが鳥取に帰省する度にねだっていたもの。トリピーグッズ!
金曜日、Aさんが飛行機の時間を気にしながらデスク周りを片付けている最中におもむろに近づいて「トリピー」という言葉を10回くらいしつこくつぶいやいてみたので、今回は頭の隅っこに残ったもよう。



私がほしかったトリピーマグネット付キーホルダーやトリピー携帯ストラップやトリピーボールペンは、売っている場所が限定されているようで手に入らなかったとのこと。あと10回つぶやいておけばよかったとちょっと後悔。でも、もちろん、これもかわいいから見えるところに置いておきたい。でも、やっぱり、あれとかあれとか、ほしいなあ。


トリピー日記で知ったけど、11月1日(日)、「ゆるキャラ®カップin鳥取砂丘」が開催されるらしい。みうらじゅんもゲストでやって来る!こないだの連休の間にあったら何としてでも見にいっていたのに。残念!



9.28.2009

かいじゅうたちのいるところ

モーリス・センダックの絵本、「かいじゅうたちのいるところ」をスパイク・ジョーンズが映画化。 日本では来年1月公開。 この映画も楽しみ。



予告を見ると、かいじゅうの1匹が猫の「じゅう君」に似ていることもあって(別に【じゅう】をかけてるわけではない)、泣いてしまいそうだなあと今から思う。かいじゅうの体温を想像すると、じゅう君の体温と同じような気がするし、少し汚れたきつねのきぐるみを着てマックスが動きまわる姿は、かわいいを通り越して悲しい気分にさせる(パーフェクト・ワールドの影響かもしれないけど)。絵本では、マックスとかいじゅうたちの話は30ページくらい?で完結していたと思うのだけど、それをどのように膨らませているのかしら。
かいじゅうと怪獣 ひらがなと漢字ではイメージがまったく違う。怪獣という漢字を見ているとゴジラがぐわっととびだしてくる。手をふりかざして飛び出してきた後、彼の眼下にはいかにもな街があるので、まんべんなく火を吹いて適度に電線を引っ張ってそこらをいつものように踏み潰した後、お疲れ様でしたーの声と共に、中の彼が硬い頭をかぱっと取って汗でびしょりの顔をタオルで拭く。という絵が浮かぶ。
かいじゅうの中には、かいじゅうが入っている気がする。なんとなく。

9.27.2009

ヒロシマ

短い休暇もあっという間に終わり。自分の部屋がこんなにちっぽけだったかなあと、変な気分になる。

大久野島にいつ行けるか分からなかったために、Eさんには結局連絡できなかった。残念!広島は暑くて、本当なら日傘をさしっぱなしにしなければならなかったのだけど、少し怠った結果、焼ける。あと肉もついた。猫がかわいすぎて、ついつい、寝ているところも起こしてしまった。ほんとうにあっという間だったなあ。何でだろ。
時間は同じように進んでないんじゃないか、ということを言っていたCさんが正しいように思える。

写真は全て携帯で撮ったもの。




                    釣り人像(福山)
                     
原爆ドーム(広島)  小学生の時以来。資料館の中はすごく混雑していて、パネルの説明を全て読めなかったほど。











佛通寺①(三原市) ここでは携帯の電波がつながらなくてちょっと困った。ほんとうに山奥!




                    



                    佛通寺② 







福寿会館①(福山市) 素敵な洋館!今は喫茶店として開放されている。レトロ好きな若者はここに行くべし。私の母世代は昔を懐かしめる場所。                              







福寿会館②  和室も見学できる。庭から見えるのは福山城。贅沢な借景。








大久野島(竹原市)  うさぎと廃墟。大久野島は戦争中、毒ガスを作っていた。毒ガスの実験をうさぎでしていたのは事実みたいだけど、彼らが野生化して繁殖したために「うさぎの島」になった、というのはまことしやかな噂。いたるところにうさぎがいて、残された廃墟の中で元気よく跳ねている。












釣り人さんと福寿会館と大久野島についてはいつか、何かしら書く、かも。








                ヒロシマ。















                    メルちゃん






                    じゅう君

9.16.2009

植物のかたち

前回のつづき。


・・・ダンスというものは、持続させることのできない身振りを、たえず新たに行うことにより、それを展開の流れから引きずり出さねばならない。そして、植物の蕾が、あの永遠なる形、生気を与えられた肉体の比喩だとわれわれには見える形を、繰り返し取り、しかるのちにさらに花開いてゆくように、ダンスは魂の表現を、時間に満たされた大気圏である芸術の領域に近づけるのである。

ヴァルター・ベンミヤンの「写真小史」の中に収められているカール・ニーレンドルフによるテキスト。カール・ブロースフェルト「芸術の原形」の序文として書かれたもの。この箇所について言えば、トリカブトの新芽の写真に対して述べられている。



ラッツ&スター!(そう見えてしまった)ではなくて、トクサの茎の部分。
いつの時代も、植物や花の美しさは私達をひきつける。そう考えたら人間も虫と同じだ。蜜が目当てではないけれど、その魅力には逆らえない。美しい、と思って側においてしまう。


図書館でようやく順番が回ってきた、辺見庸「私とマリオ・ジャコメッリ」。悲しいかな、読了できそうにない。手元に置いておきたい本なので、買おうと思った。

9.14.2009

トリカブトダンス

土曜日、「吾妻橋ダンスクロッシング」を見にAちゃんと浅草へ。

出演は→ →

飴屋法水
いとうせいこう
contact Gonzo
チェルフィッチュ
鉄割アルバトロスケット
ハイテク・ボクデス
康本雅子
Line京急(山縣太一+大谷能生)
ほうほう堂
Chim↑Pom(インスタレーション)
快快(faifai)(フード+ミニパフォーマンス)


「吾妻橋ダンスクロッシング」はパフォーミング・アートの「最先端」がコンパクトに詰まった大変お得な公演です。コンテンポラリーダンス、現代美術、演劇、お笑いなどジャンルを横断してチョイスされた先端パフォーマーが毎回8組程度登場します。構成は前半約40分、後半約40分。1組約10分の持ち時間で、長尺の1本で勝負するか、前半と後半2演目に分けるか、いずれにせよ各自ここでしか見れないスペシャルな出し物を用意します。そう、これは『最新パフォーマンス、ベリー・ベスト・セレクション』とでも言うべき、いわば「コンピレーションアルバム2枚組」。「シングル盤サイズ」の「ショートピース」が矢継ぎ早に繰り出されるユニークなスタイルのイベントなのです。
というイベント。身体表現に焦点をあてたイベントに行ったのは初めて。通常の演劇だと話の筋やそこに込められたメッセージや演技や衣装なんかに視点をおいて見れるけど、こういう身体で表現するパフォーマンスって何をどう見ればいいのかという軸の部分がなくて(見えなくて)自由だなあと思った。動いたり踊ったりする姿を見るだけでなぜだか感動するし、おもしろいと思うし、そこに言葉や音楽が混ざると、胸がざわついたりもする。写真や絵画のような2次元のアートに比べて「見る」という行為に対しても自覚的になる。身体を動かすことへの衝動が眠ったまま人生が終わる人は結構いるんじゃないか、となんだかはっとする(私もここ最近は踊っていない→音楽に合わせて、という意味で。)


康本雅子さんが美しくって、もっと見ていたかったなあ。
contact Gonzo のうち2人は、学生時代同じゼミだった友達。相変わらずおもしろいことを考えている。彼らは年末まで毎月、関東にイベントをしに来るそう(関西在住)。
Line京急の大谷能生さんとバンドを組んでいる同じ学科だった友達とも最近再会。今はレコーディング最中なのかな。
みんな頑張ってほしい。

*******************

ダンスといえば、これ。なんでしょう?ってタイトルにつけたからばればれだけど、トリカブトの新芽!自然と芸術の関係を「発見」して写真に残したKarl Blossfeldt の「Art Forms in the Plant World」より。鳥が羽もちあげてフラメンコを踊りだすように見える。見える?







EXILE。後ろから次々飛び出してくる彼ら、ではなくてアジアンタム。エグザエルかエグザイルかややこしいね。検索したらどちらもでてくる・・・。

9.11.2009

猫ぶそく

こないだ、鼻の低さのせいかアヒルや豚のように鳴く目の大きなチワワ(のような?)犬をなでたり名前を呼んだりする機会があって、じゃあだっこしといてもらおうかな、と突然膝の上に乗せられたけど、うまく抱けなかった。丸まらない。おしりのとこがぐるっと内側にいかない。ああやっぱり猫とは体のかたさは違うなあと思った。小型犬を抱いたのがいつだったかもう遠すぎてわからない。犬に最後に触ったのがいつだったのかも覚えていない。猫に慣れていると、猫の柔らかさに慣れる。当たり前になる。犬をうまく抱けなくなる。犬の体の硬さに驚く。猫にしばらく触っていないと、ほんとうに猫が恋しくなる。近所の猫を追っかけるようになる。猫を飼っているうちを探すようになる。猫の写真を撮りたがる。しまいにはちいさな猫の人形まで買ってしまう。年甲斐もなく。「猫が不足がちな方へ」といううたい文句の商品がでてきたらどうしよう。それがタブレットや飲み物だったら怖い、と思いながら手に取りそうで怖い。





9.08.2009

ワンダージャパン!



日本全国のレア(珍)な場所を紹介する雑誌、ワンダーJAPAN。11号は「山陰山陽ワンダー」。アマゾンの紹介をそのまま載せると

鳥取・島根・岡山・広島・山口の廃墟・珍寺・戦争遺跡・珍スポットを20件近く掲載!
おもな物件は、珍スポ=カブトガニ博物館、喫茶・伴天連、つやま自然のふしぎ館、海とくらしの史料館、鬼ミュージアム、珍寺・珍建築=源宗坊寺、海の見える杜博物館、産業遺産=重安鉱業所の巨大な石灰焼成炉、廃墟=ホテルR・Y観光劇場(ストリップ小屋)・廃船・尾道城・砂丘パレス・OAリゾートホテルなど。


ということでパラパラ立ち読み。行ったことがある場所をいくつか発見。
「ワンダー」と思えるのは斜めから見ているからで、それをまっすぐ正面から捉えて違う意味で感動する人もいるし、この手のものをまったく受け付けない人もいる。私は斜めから見てしまうのですぐにおもしろがってしまうけど(場所によっては遠慮したいところもある)、そういう場所に行ったときに、同行した人が自分とはまったく違う反応をしたらちょっと困る。困ったなあと思ったことをなんとなく思い出した。今度のシルバーウイーク(正直この呼び方ってどーなの。ゴールドの次だからって、なんて安直。横にすると見開いた目に見えるから目の愛護デーとされている10月10日の次の日、「10 11」が片目をつぶったウインクに見えるので10月11日はウインクの日、というのはかわいいと思う)に行く予定のところも載っている。予定なのでまだ分からないけど。別に珍スポットだから行きたいわけぢゃない。福山は掲載されていないけれど、呉・尾道・竹原の珍スポットは紹介されている。
ちなみに12号の特集は北陸。「大仏多発注意報発令中」の文句が気になる。


「ワンダー」な世界が好きな人におすすめの写真集がこちら。
                鈴木心 「写真」   ガリバーを見て!

9.07.2009

ぽろんぽろん

日曜日、Cさんがでる邦楽の発表会へ。
お琴や尺八の演奏を生で聞いたのは初めてだったけど、イメージが変わった。オリジナルばかりだったのでどれも初めて聞く曲ばかり。ある曲では(失礼にあたるかもしれないけど)、舞踏とか現代演劇の、幕があく場面に使ったらおもしろいだろうなあと舞台はほとんど見ないのに思ってしまった。おしゃみのぽろんぽろんいう独立した音は不思議な雰囲気が漂う。尺八の音もそうだけど、違う世界に「一気に」ひっぱられる感覚。ピアノやギターとはぜんぜん違う種類の音。アジアの音色なのかしら(お琴・尺八・三味線・琵琶はすべて伝来モノ)。お琴の「動」の表現を見れたのもよかった。体や手を大きく動かしながらの演奏は体力勝負(意外だった)!中村メイコさん一家もゲストにでていて、旦那さんが作曲した音楽物語も聞けた。お琴・尺八・琵琶などをバックに、渡り鳥のお兄ちゃんと弟の物語が語られるのだけど・・・。まさかの泣。禽獣モノにはどうしたって弱い・・・。笑うつもりで「HACHI」を見に行っても、帰りには目にハンカチを当てて鼻をずーずーいわせて映画館をでるタイプの人間だと確信・・・。
着物姿のCさんをもっと近くで見たかったなあ。










会場の東京芸術劇場の前には、舞台が建てられていて若者たちが演劇をやっていた。やらしい見世物ではないけど、たまたま舞台上の水着ぎゃるを囲む図に・・・。「演出家急募」みたい。シャボン玉を吹く10代。その周りを子どもが嬉しそうに走ったり飛んだりしていた。ネガで撮ったものをさっきデジカメでおおざっぱに複写。ヘンな効果がでてる。

9.02.2009

原作は英国にあり。







ティム・バートンの「Alice In Wonderland」。すでに予告編が見られる!これを見る限り、バートンらしい毒があちこちに散りばめられていて公開が今から待ち遠しい。「鏡の国のアリス」のキャラクターも登場するみたいだし、ストーリーも原作とはちょっと違うのかも?バートンが作ったジョニデ扮するぼうし屋ってこんなイメージなのね。アリス役の子は少女っていうか、女の子。バートンとは、映画の趣味が一緒というより、趣味嗜好の箱をあけたら同じものがいくつかでてきそうだなあと勝手に思っている。
全米公開は2010年3月10日、日本公開は同年4月17日。秋と冬を越さねば!その前に1903年と1915年に製作されたアリスも見てみたい。

バートンが監督・製作した「チャーリーとチョコレート工場」と「ジャイアントピーチ」の共通点は・・・?原作がロアルド・ダールだということ。

そして・・・なななんとウェス・アンダーソンの新作もダールの原作。
「Fantastic Mr Fox」!










10月に開催されるロンドン映画祭のオープニング作品だそう。日本では「父さんギツネバンザイ」(「すばらしき父さん狐」)で翻訳されている。
ロアルド・ダール好きにしてみたらこんな嬉しいことはない!学生の頃、どうして「ハリーポッター」(話題になっていた)ではなくダールが好きなのかと聞かれたことがあった。ダールの世界を覆っている子どもじみた毒ッ気(快哉を叫びたくなる)とか突拍子もないユーモアのセンスが日本の児童文学にはないおもしろさを持っている(もちろん日本の児童文学にもおもしろいものはたくさんあるけど)からと答えてはいないだろうけど、バートンがチョコレート工場をリメイクするとを知ったとき、嬉しくて友人に自慢したことはよく覚えている。

ダール本のジャケはほとんどがクエンティン・ブレイクのイラストによるものなので、父さん狐仕様のこの本はやっぱり買っておきたいなあ。





今回のストップモーションアニメを担当するのは、「ジャイアント・ピーチ」や「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督も務めたヘンリー・セリック。ウェス・アンダーソンの「ライフ・アクアティック」の中に登場した不思議な海中生物を作ったのも彼。日本公開はいつなんだろう。かなり楽しみ!!こうなったらケネス・グレアムの「たのしい川べ」もアニメ化してほしいなあ。絶対おもしろいと思うんだけど。